Cool君からのメッセージ

ハイヤーマインド「Cool君」との会話記録。

ダルい理由。しないことをする。②

ドン・ファンの教えについて説明します。

著者:カルロス・カスタネダ

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%8D%E3%83%80

ドン・ファン」シリーズの本は8冊(たぶん。うろ覚え...)にもわたります。

文化人類学の学者であるカルロス・カスタネダが、ペヨーテなど幻覚植物を使ったシャーマニズムのフィールドワークのためにドン・ファンと知り合う。いつの間にかカスタネダドン・ファンの弟子となり、最終的には宇宙意識を自覚し異次元への移動などを体験する。

 私はかれこれ20年以上前に、この本にズッポリのめりこみました。
その前に、ネイティブアメリカンの血を引くアメリカ人ヒーラーと仲良くなったことがきっかけで、北米シャーマニズムの本を読み漁っていたいう経緯があります。
今にして思うと、エイブラハムやバシャールなどいわゆる「高次の存在」たちからのメッセージと、メキシコ「ヤキ族」のシャーマンであるドン・ファンの言っていることはたくさんの共通点があります。

 

「しないことをする」とは。

ドン・ファンカスタネダが野外で作業をしているとき、突然ドン・ファンが立ち上がってサイレンのような声を出して叫び始めた。
「さあ、お昼の時間だ~~~休憩!」でもまだランチタイムには早すぎる。
カスタネダは「今日はそういう段取りなんだな」程度の気持ちで作業の手を留めてお昼の支度をしようとした。
そんなカスタネダドン・ファンは面白そうに見てから、またサイレン音の真似で叫び始めた。
「ウ~~~~!ウ~~~~!休憩終了!仕事に戻れ!!!」
カスタネダは?????となったが、納得できないまま作業に戻ろうとした。
「「すること」をしとる!!!!」とドン・ファンは叫ぶ。
「どういうことなんだい?」とカスタネダ
その後...、「しないことをする」ことをしなきゃいかん、と言うドン・ファンと、そんなの訳がわからないよと言うカスタネダのやり取り&学びが延々と続きます。

まあざっくりと描写すると、こんなシーンがあります。

「すること」とは、考え無しの習慣。
ランチタイムと言われたからお昼を食べる、みたいな習慣の奴隷。
「しないこと」は、常に自分の思考と行動を意識し続けること。
周囲がランチタイムと叫んでいても、自分の体は空腹で食事が必要なのか、これから取る行動は本質的に適切なのかを毎秒毎秒明晰にすること。
意識を高めるには思考と行動を洗練させていなければならない、という内容です。

これとほぼ同じようなことをエイブラハムも言っていますね。
引き寄せの法則が作動しない理由は、「無意識的惰性的」な思考癖がつきすぎていて、その思考が物質化していわゆる現実社会となっているから。
慢性的な思考パターンをやめて、新しい思考パターンを始め、新しい波動を作りだすことで望む世界を物質化していこう、と。

ソノラ砂漠(ソノーラン砂漠)という美しい大自然の中で交わされる会話と、宇宙意識が講演会で話す内容が同じというのは、なんとも甘美で驚くべき秩序です。

さて、すっかり放っておかれた感のあるCool君ですが...、彼からのコメント。
キミはほとんど何でも知ってるんだよ、すでに。
「知ってる」けど「わかってない」んだ。
との事でした。

 

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